振付のつくりかた3

2021年07月26日

【条件】

踊りたい内容と、条件が上手くかみ合わない!なんてこともある見落とせない重要なポイントです。

この条件にまつわる相談もよくいただきます。

条件、、どんなものが思い浮かぶでしょうか?

  • 時間
  • 人数(ソロ/群舞)
  • 場所
  • リクエストや題材縛り

こんなのが多いのではないでしょうか?

"時間"は一人で開催するイベントやショーでもない限り、必ずついてくるものです。

気に入った曲が制限時間内の半分になってしまったなら、曲を足すことが多いです。別に半分でも良いんですが、せっかく楽しみにしてくれている方がいてもらえた枠全てで表現したいと思っています。前半の曲を前座的に使用するか、全く異なるものを組み合わせるか?これは踊りや衣装にも限界があるので全体のバランスを見ます。

制限時間内に収まらないようなら、曲の編集をします。

どこを切るか?は曲を聴き込まないとなんとも言えませんが、簡単なやり方だとフェードアウトやフェードインで調整します。どうしても譲れない箇所や似たようなリズムパターンが続くような曲はコンマ単位で切り張りします。慣れないと難しいですよね。私もやっと慣れてきたくらいなので苦手な方は依頼した方がおすすめです。


"人数"

これも必ずついてくるものですね。

一人だと盛り上げにくい曲でも、群舞なら盛り上がる曲ってありますし。

バランスを見極めるのが難しいです。


"場所"

大抵は、室内のステージやお店が多いのではないでしょうか?

ちょっと変わったステージだとポジションが難しかったり、小道具を使いたくても天井が低かったりしたら広さやレイアウトの確認をしつつ主催者に相談した方が良いです。

私はよくジルを使用しますが、場所によって使い分けや叩く場所を制限することがあります。

お客様目線とダンサーの手の位置が近いと、レストランであればグラスに近い位置で叩くのは危険ですし、耳元で大きな音を出すのは楽しむどころかご迷惑になり兼ねません。

その場合は小さいジルを使用したり、客席に近づく時は手を下ろすか上げるか、もしくは叩かない時だけ降りたりします。

そんな風に床面積だけでなく、空間全てを見るようにします。

あとは外の場合、昼なのか?夜なのか?も考えることをお勧めします。

外&昼にラインストーンキラキラの艶かしい衣装やメイクは、難易度高いなと思います。

というのも以前失敗しまして笑、、生徒のステージを監修した際にラインストーン付き付け睫をつけて昼の外ステージで踊ってもらった時、目に白いゴミがついているようにしか見えませんでした、、

ライトアップされたステージならすごく素敵だったと思うのですが、太陽光の下ではなかなか難しいですね。


"リクエストや題材縛り"

いろんなコンセプトを拝見します。

なんでも好きにしてね!なら、もちろん自分の好きな世界を表現するには最高だと思います。

色々なコンセプトを経験して思うのが、いろんな分野に視野を広く持っていた方が良い!です。

その時によくわかっていなくても、ちゃんと記憶の片隅にはインプットされていて記憶がつながっています。インプットが足りないから美術館へ!という話を聞きますが、別に美術館でなくても映画やおいしい料理、スポーツや散歩、なんでも良いです。

自分以外の外の刺激がリクエストや題材縛りの時に、経験という引き出しの種類と深さが多ければ多いほど役立つと実感しています。

こうやって書いてみると、1曲踊るのに膨大な時間と労力を費やしているなと改めて感じます。

趣味で踊っていても、仕事で踊っていても、好きで踊っている方ばかりなのでまずはそのことに対して敬意を払うように気をつけています。自分と趣味が合わないものであっても、批判したり論評するのは先。好みは人それぞれですものね。どうせなら好きなものが似通っている人と楽しく話をしたり、全く違う好みの方から刺激をもらったという考え方が好きです。

好きなことに情熱を傾けるって、時間が経つのも忘れるくらい楽しいですよね!

その頑張っていることが納得できる形になるように、音楽、振付、ジャンル、衣装がチグハグにならないよう一貫性を大切にするのが大切だと思っています。

【条件】は時々悩ましい種の一つになったりもしますが、経験は財産なり!です!

条件の参考になれば嬉しいです。

オーダーメイド振付では、こういった条件に対応した振付や演出も含まれています。